製造業の受注前問い合わせをAIで自動化|OEM・最小ロット・納期相談を24時間対応
製造業サイトに届く「最小ロット」「OEM対応」「納期」「対応材質」などの定型質問をSHIRITAIが24時間で一次対応。図面PDFや材質比較表も会話の流れで提示し、商談化する案件だけを営業に引き継ぎます。
製造業の受注前対応で起きていること
BtoB製造業の問い合わせフォームには、見積もりに進む前のスクリーニング質問が日々届きます。「最小ロットは何個から」「アルミとSUSは選べるか」「OEMは可能か」「リードタイムはどれくらいか」「VA/VE提案は出してもらえるか」。営業担当者は1件ずつ電話やメールで返答するうちに、本来時間をかけたい大型案件の提案資料作成が後回しになります。
発注側の購買・設計担当者も、複数社に同じ質問を投げて、最初に返ってきた会社で話を進める動きが定着しています。返信スピードそのものが受注の起点になっているのが現状です。
電話・メール・フォームの一次対応をAIに任せ、商談すべき案件だけを営業に渡す体制が、製造業のWebサイトでは合理的な解です。
SHIRITAIが製造業サイトで担う役割
商品スペック、加工条件、受注条件、図面PDF、材質データシートをデータベース化することで、AIが購買担当者の自由な質問に即応します。応答はテキストだけでなく、PDFカタログ、CADデータのリンク、材質比較表、過去の納入実績画像など複数のフォーマットを使い分けて返せるのが特徴です。
| 役割 | SHIRITAIの動作 | 営業への引き継ぎ条件 |
|---|---|---|
| 一次受付 | 24時間365日、日本語と英語で問い合わせを受ける | ー |
| スペック回答 | 材質・加工法・寸法・ロット・納期の定型質問に即答 | 自動応答で完結 |
| 資料提示 | カタログPDF・SDS・ISO認証書・実績写真を会話内で配信 | 自動応答で完結 |
| 仕様ヒアリング | 図面なし問い合わせに対して必須項目を会話で取得 | 入力完了後に営業へ通知 |
| 有人切替 | 設計を伴う相談・複合条件・特注は人へエスカレーション | 会話履歴を引き継いで担当営業に転送 |
| データ蓄積 | 業界・ロット・材質・地域別の問い合わせ傾向を集計 | マーケ・開発部門へ月次共有 |
シナリオ型(業界別の決まった分岐)とAI型(自由質問)のどちらでも構築でき、製造業の場合は「材質→加工法→ロット」の段階質問をシナリオで誘導しつつ、補足質問はAIで吸収するハイブリッド構成が選ばれます。
よくある質問パターンと応答例
実際の問い合わせを質問と応答の形式で整理します。
| Q | A(SHIRITAIの応答) |
|---|---|
| 板厚3mmのSUS304で500×300、レーザー切断100枚の見積もりがほしい | SUS304板厚3mm、500×300mm、100枚の場合、目安単価1,800〜2,400円/枚、納期は版下確認後10営業日です。曲げ加工が入る場合は別途見積もりとなります。図面アップロードはこちらの見積もりフォームから受け付けます |
| 樹脂で量産1万個、コストを下げたい。素材選定から相談できるか | 量産1万個では射出成形が前提です。当社主力素材はABS・PP・POM・PCの4種で、用途別の特性比較表をこちらで表示します。素材選定からのご相談は技術営業が対応しますので、相談予約フォームへご案内します |
| 対応材質を全部教えてほしい | 鉄鋼・ステンレス・アルミ・銅合金・樹脂の対応グレード一覧表を表示し、各材質の引張強度・耐熱性・加工難易度を比較できる表を提示します |
| 最小ロットを知りたい | 加工法別の最小ロット早見表を表示します。プレス1,000個、切削50個、射出成形5,000個などの目安と、品目別の例外を注記で案内します |
| 図面はないが見積もりがほしい | 仕様ヒアリングシートPDFを提示し、寸法・材質・数量・要求精度を会話形式で取得します。入力完了後に営業へ自動通知します |
| 品質管理体制を知りたい | ISO9001認証書、検査工程の動画、社内検査基準PDFをまとめて提示します |
| 特注対応の事例を見たい | 過去の納入実績を業界別の画像ギャラリーで表示します |
| サンプルを取り寄せたい | 無償・有償の条件を案内し、サンプル請求フォームへ誘導します |
| VA/VE提案はもらえるか | 過去の改善事例3件をPDFで提示し、技術営業の予約導線へ案内します |
| 海外輸出の実績はあるか | 対応国一覧、INCOTERMS対応範囲、英語問い合わせ窓口を案内します |
問い合わせが複合条件や設計判断を伴うとAIが判定した場合は、有人対応に自動で切り替わります。営業が引き継いだ時点で、会話履歴と質問のコンテキストが画面に残っているため、初回応答からピンポイントな提案に入れるのが利点です。
受注フロー全体での効果
受注前から商談化までの流れに沿って、SHIRITAI導入前後の違いを整理します。
| フェーズ | 導入前 | 導入後 |
|---|---|---|
| 認知・サイト訪問 | 資料DLか問い合わせフォームしか動線がない | チャットで質問しながら自社に合うか即時判断できる |
| 一次質問 | 電話・メールで営業が個別対応、半日が消える | 月50件前後の定型質問をAIが完結、営業の対応時間ゼロ |
| 仕様ヒアリング | フォーム項目が固定で抜け漏れが発生 | 会話形式で必須項目を確実に取得、営業に整形して通知 |
| 商談化判定 | 全件を営業が確認してから優先順位付け | AIが本気の引き合いと情報収集を分類、営業は商談候補だけ確認 |
| 海外問い合わせ | 時差で48時間ロス、競合に流れる | 24時間英語対応で即応、機会損失を解消 |
| 受注後の蓄積 | 担当者の頭の中に経験が残るのみ | 全問い合わせがログ化、製品開発・展示会企画に活用 |
特に効くのは、見積もりに至らない情報収集レベルの問い合わせをAIで吸収する効果です。営業の工数を、商談化見込みのある案件だけに集中させられます。
法人営業担当者が抱えていた課題
- 見積もり前の定型質問対応で営業の半日が消えるうえ、商談中の電話も多く集中できない
- 担当者によって回答内容にブレがあり、新人だと社内確認後の返答で1日遅れる
- 海外からの問い合わせは時差で48時間ロスし、その間に競合に流れる
- カタログPDFはサイトに置いてあるが、ユーザーは探さずに「資料を送ってほしい」とフォームに書く
- 商談化しない問い合わせと本気の引き合いが同じフォームに混在し、優先順位がつけられない
- 発注側は「数社に投げて一番早く返ってきた会社で進める」という温度感で動いている
業種別の適用例
| 業種 | 主な質問テーマ | SHIRITAIで提示する情報 |
|---|---|---|
| 部品・OEM製造 | 材質選定・最小ロット・加工法・表面処理・品質保証 | 加工法別の対応表、商社経由と直販の窓口分岐 |
| 設備機械・産業機器 | 機種選定・対応サイズ・消費電力・設置条件・保守契約 | 3D CG、工場見学動画、保守プラン比較表 |
| 化学・素材メーカー | 規格・SDS・用途別推奨グレード・コンプライアンス | SDS自動配信、法規制FAQ、研究開発への直通導線 |
| 電子部品・電子機器 | 互換性・データシート・ピン配列・在庫・サンプル | 型番検索、データシートPDF、サンプル請求フォーム |
導入時のポイント
導入直後の精度は定型質問で80%、複合条件で60%程度から始まります。会話ログを週1で確認し、データベースに不足していたスペックや表記ゆれ(SUS304・ステンレス304・SS304のような同義語)を追記すると、3か月で総合精度95%超まで引き上げられます。
立ち上げで押さえておきたい観点は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| データ整備 | 既存カタログ・仕様書・FAQをまず投入。表記ゆれ辞書を初期登録 |
| シナリオ設計 | 「材質→加工法→ロット」の段階質問をテンプレ化、AI自由質問と併用 |
| 引き継ぎ条件 | 設計相談・特注・概算外の数量を有人切替トリガーに設定 |
| 運用体制 | 週1でログレビュー、月1でDB追記。担当はマーケ+技術営業の混成2名が目安 |
| KPI | 一次対応完了率、有人切替率、商談化率、海外問い合わせ応答時間 |
蓄積された問い合わせデータは、製造業ではマーケティング素材以上の価値を持ちます。どの業界・規模の顧客から、どんな材質・ロットの引き合いが多いかが定量で見えるため、製品開発の優先順位、展示会の出展テーマ、技術資料の整備計画に直結します。
製造業のWebサイトにおけるSHIRITAIは、単なる問い合わせフォームの代替ではなく、AIが定型対応を担い、営業が個別商談に集中し、マーケと開発が顧客の生の声を活用する三層分業の起点になります。シナリオ型とAI型を組み合わせ、画像・PDF・動画・フォームを会話の流れで使い分けられる点が、シンプルなチャットボットとの差です。
自社の問い合わせ内容を踏まえたシナリオ設計とDB初期構築のたたき台は、SHIRITAI公式サイト(https://shiritai-chat.com)から相談できます。
よくある質問
Q見積もりの前の質問対応に、営業の時間が取られています。
最小ロット、材質の選択肢、OEMの可否、リードタイムといった一次対応をAIに任せ、商談すべき案件だけを営業に渡す形にできます。発注側は複数社に同じ質問を投げて最初に返ってきた会社で話を進めるため、返信スピードそのものが受注の起点になっています。
Q図面がない問い合わせは、結局こちらから聞き直しになります。
必須項目を会話で取得できます。入力が完了した時点で営業に通知が飛ぶ形にできるので、聞き直しの往復を減らせます。
Q技術資料はどこまで出せますか?
カタログPDF、SDS、ISO認証書、実績写真を会話の中で配信できます。材質比較表やCADデータのリンクも、会話の流れに合わせて返せます。
Q設計を伴う相談も任せられますか?
そこは人に渡す領域です。設計を伴う相談、複合条件、特注は有人対応に切り替え、会話履歴を引き継いで担当営業に転送できます。
Q問い合わせの傾向を、開発やマーケティングに活かせますか?
業界・ロット・材質・地域別の問い合わせ傾向が集計されるので、月次で共有する材料になります。