業界別の活用 2026.06.25

不動産会社のチャットボット活用|内見予約・物件問い合わせ・営業時間外にどう対応するか

不動産会社のチャットボット活用|内見予約・物件問い合わせ・営業時間外にどう対応するか

不動産会社でチャットボットが受け持てるのは、物件条件と契約条件の質問、それに内見の希望日を預かるところまでです。日程の最終調整や込み入った相談は人が引き取る形にしておくと、後で食い違いが起きにくくなります。

紛らわしいのが、社内の連絡に使うビジネスチャットのほうです。あちらは店舗と本部の伝達を速くする道具で、ここで扱うのは、まだ名前も知らない相手から夜や休日に届く質問を受ける側。同じ「チャット」でも、入れて楽になる人が違います。

物件を探す時間は、不動産会社の営業時間外にある

賃貸でも売買でも、お客さまが物件情報を眺めるのは仕事帰りの夜や休日です。夜10時、気になる物件を見つけて「ペットは飼える?」「駐車場は空いてる?」と思っても、問い合わせフォームの返事は早くて翌日。その間に、同じ物件を扱う別の会社が先に答えれば、内見もそちらで決まります。

不動産の問い合わせ対応は、スピードがそのまま成約率になる商売です。ところが現場は、内見の立ち会い、契約手続き、物件の写真撮影と外に出ている時間が長く、電話にもメールにもすぐは応えられません。この構造のすき間を埋めるのが、チャットボットの役割です。

「ビジネスチャット」と「チャットボット」は別のもの

不動産会社で「チャットを入れたい」という話が出たとき、じつは3つの違うものが同じ言葉で語られています。ここを分けておかないと、比較検討の途中で話がかみ合わなくなります。

不動産会社の「チャット」は3種類ある

種類 誰と話すためのものか 解決すること
ビジネスチャット 社内。店舗と本部、営業と管理部門 物件情報や申し込み状況の共有を、メールと電話から移す
お客さまとのチャット すでに接点のあるお客さま 内見の日程調整や契約前のやり取りを、電話に頼らず進める
チャットボット まだ名前も知らない見込み客 夜や休日に来た条件の質問へ、その場で答える

ビジネスチャットは社内の伝達を速くする道具で、チャットボットは社外の反響を取りこぼさない道具です。どちらも「チャット」ですが、入れて楽になる人が違います。社内の連絡が回っていないなら前者、反響が翌朝まで放置されているなら後者、という切り分けになります。

両方の悩みがある会社も少なくありませんが、順番をつけるなら「お金が逃げているほう」から手を付けるのが自然だと思います。社内連絡の遅れは仕事のやりにくさとして現れますが、夜間の反響の取りこぼしは、そのまま他社の成約になります。

なお、お客さまとのやり取りをLINEに寄せている会社であれば、チャットボットもLINE側に置けます。設置場所の選び方はチャットボットとLINE連携でできることで扱っています。

社内のビジネスチャットを検討しているなら、先に決めておきたいこと

「ビジネスチャット」を探して来られた方は、店舗と本部の連絡を電話とメールから移したい、という話だと思います。不動産会社の場合、道具を選ぶ前に決めておくことが3つあります。

  • 誰を同じ場所に入れるか:店舗と本部だけにするのか、管理部門や協力業者、オーナーまで入れるのか。あとから広げるより、最初に線を引いておくほうが揉めません
  • 申込書や本人確認の書類を、そこに流すか:やり取りは速くなりますが、誤送信と持ち出しの心配が残ります。書類の置き場所は別に決めて、チャットには「どこに置いたか」だけを書く形にしておくと、あとから探すのも楽になります
  • 電話をどこまで残すか:入居者からの設備の不具合のように、急ぐ連絡は電話のほうが速い場面が残ります。全部を移そうとしないほうが定着します

そのうえで、はっきりさせておきたいことがひとつあります。社内の連絡をチャットに移しても、社外から来る反響の速さは変わりません。夜10時の「ペットは飼えますか」は、社内のチャットには届かないからです。返事が翌朝になる構造はそのままで、そこを埋めるのは先ほどの表でいうチャットボットの役割になります。

両方を持つ会社も珍しくありません。その場合も、窓口はひとつにまとめず、社内は社内、社外は社外で分けておくほうが運用は楽です。社内の場所に社外のやり取りが混ざると、誰がどこまで返したのか分からなくなります。

そのうえで、つなぐこともできます。SHIRITAIはLINE・ChatWork・Slackと接続でき、そちらに届いた質問にも同じ登録内容から答えられます。ふだんChatWorkを開いて仕事をしている会社なら、外部連携で普段の画面から同じ答えを引ける形にしておくと、窓口を二重に見に行かずに済みます。

不動産の問い合わせは、3つの山に分かれる

不動産の問い合わせの3つの山:物件条件の質問、内見の申し込み、契約とお金の質問

物件条件の質問(ペット可・駐車場・初期費用の総額)と、契約まわりの質問(審査・保証人・職業)は、じつは答えがすでに社内にあります。募集要項と契約条件を整理すれば答えられる内容で、足りないのは情報ではなく、夜中に答える人手です。

内見の申し込みだけは日程調整が絡むので人が確定させる必要がありますが、「希望日時を聞いて預かる」ところまでは自動化できます。

賃貸仲介・売買仲介・管理で、聞かれることが違う

同じ不動産会社でも、扱っている業務によって夜に届く質問はかなり変わります。登録する情報を決めるときは、自社がどれに当たるかで優先順位を付けてください。

賃貸・売買・管理で聞かれることが違う

業態 夜に多い質問 先に登録しておきたいこと
賃貸仲介 初期費用は全部でいくら/ペットは飼えるか/審査は通るか 費用の内訳と目安、ペット可の条件、審査に必要な書類
売買仲介 相場が知りたい/ローンはいくらまで/まず匿名で相談したい 査定の流れ、住宅ローンの相談先、相談だけでも可という案内
管理 エアコンが壊れた/更新はいつ/退去の連絡はどこへ 設備不具合の連絡先と手順、更新と退去の流れ

売買仲介で見落とされやすいのが「匿名で聞きたい」という需要です。査定フォームに名前と電話番号を入れるのはハードルが高く、まだ売ると決めていない人ほど手前で離脱します。チャットなら名乗らずに聞けるので、その一歩手前の相談を拾えます。

管理業務は、お客さまが入居者に変わるぶん、質問が定型的で自動化と相性が良い領域です。夜中の「お湯が出ない」に対して、一次対応の手順と連絡先をその場で返せるだけでも、翌朝の電話が減ります。

賃貸・売買・管理という業態の違いを、業種の側から並べたものは住宅・不動産のページにあります。

ポータルサイトと自社サイト、どちらで受けるか

不動産の反響は、多くの会社でポータルサイト経由が中心だと思います。掲載していれば問い合わせは来るので、自社サイトに手を入れる優先度は下がりがちです。ただ、この2つは役割が違います。

ポータルサイト 自社サイト
担うこと 物件を見つけてもらう 会社と条件を確かめてもらう
届く問い合わせ 物件単位。他社と並んで比較されている この会社に聞きたい、という段階
返信のスピード 各社が同じ物件に返信する。早い者勝ちになりやすい 競合が同時に返していない
費用のかかり方 掲載料が毎月かかる すでにある資産

ポータル経由の反響は、返信が遅れれば他社に流れます。自社サイトに来ている人は、少なくとも会社名で調べて来ているので、条件の質問にその場で答えられれば、そのまま内見まで進みやすい層です。掲載プランを上げる以外の打ち手を持っておくという意味でも、自社サイト側で受けられる状態は作っておく価値があります。

実務的には、ポータルからの反響も自社サイトへ誘導して、そこで細かい条件を詰めてもらう流れが組めます。ポータルの掲載枠には書ききれない条件(ペットの頭数、駐車場のサイズ、フリーランスの審査)を、自社サイトのチャットで答える。この分担なら、掲載側の運用は変えずに済みます。

営業時間外の問い合わせを、翌朝の内見につなげる

営業時間外の問い合わせの流れ:夜に質問、ボットが即答、内見希望を受付、翌朝スタッフが確定

ポイントは、ボットに「全部やらせる」のではなく、夜のうちに答えられる質問に答え、内見の希望だけ預かっておくという分担です。翌朝スタッフが出社したときには、「〇〇マンションを土曜14時に内見したい」という具体的な希望が届いている。ゼロから電話でやり取りするのに比べて、成約までの往復が2〜3回減ります。

夜間・休日の受け方をもう少し広く見たい場合は、夜間・休日の問い合わせを取りこぼさない方法もあわせてどうぞ。

この記事はチャットボットの考え方を解説するものですが、不動産の現場で実際にどう使われているかを画面つきで見たい場合は、利用シーンの不動産の物件問い合わせを24時間AIで自動対応にまとめてあります。

SHIRITAIでの実践:物件と契約条件を「教える」

生成AI型チャットボットのSHIRITAI(シリタイ)では、物件情報や契約条件を「ナレッジ」として普通の文章で登録します。

たとえば「ペット可物件の条件(犬猫2匹まで、敷金1ヶ月追加)」「初期費用の内訳の考え方」「審査に必要な書類」を登録しておけば、「フリーランスでも借りられますか?」のような聞きづらい質問にも、深夜に淡々と答えてくれます。電話では聞きにくいことほど、チャットでは聞かれるというのは、導入した会社が最初に驚く点です。

最初に登録する3点セット

1. 何を教えてあるかを、一覧で持つ

登録した内容はナレッジとして一覧で並びます。物件条件、契約の流れ、審査の書類。どれがもう登録済みで、どれがまだかが見えている状態にしておくと、追加の作業も分担しやすくなります。

SHIRITAIのナレッジ管理画面。返品・交換/送料/営業時間などの質問と回答が一覧で並ぶ

件数が増えてきたら、カテゴリーで分けておくと手入れが楽です。「費用について」「契約・審査」「設備」のようにまとめておくと、どの領域が薄いかも見えてきます。

SHIRITAIのカテゴリー管理画面。ナレッジを「料金・配送」「商品について」などに分類する

2. AIの自動対応:登録した範囲だけで答える

登録した内容をもとに、AIが答えます。ここで大事なのは、教えていないことは答えないようにしてある点です。不動産の場合、条件をそれらしく作られるのがいちばん困ります。「たぶん大丈夫です」と言われて内見に来て、実際は違った、では信用が残りません。

SHIRITAIのチャット画面。自己紹介ボットが、教えた情報だけをもとに質問へ回答している例

3. 有人対応:内見の最終調整と込み入った相談は、人が引き取る

お客さまの側には、AIの回答の下に担当者へつなぐ入口が出ます。全部の会話を人が見る必要はなく、押した人だけが人の対応に回ります。

お客様側のチャット画面。AIの回答の下の「担当者に聞く」から人につながる

担当者側では、対応が必要な会話が一覧に並びます。まだ誰も出ていない会話は色が変わるので、店舗が立て込んでいても見落としに気づけます。

SHIRITAIの有人対応の一覧。未対応の会話は色が変わり、通知で気づける

会話を開くと、そこまでのAIとのやり取りが見えた状態で引き継げます。お客さまに希望条件を一から言い直させずに済むところが、電話の取り次ぎとの違いです。

SHIRITAIの有人対応の詳細画面。AIとの会話の続きから担当者が引き継ぎ、送信前の発言を確認・修正できる

AIと人の線引きの決め方はAIチャットボットの有人切替(ハイブリッド対応)をうまく設計する方法にまとめています。

4. 営業AIモード:見ているだけの人に、こちらから声をかける

物件ページを長く見ているのに、何も聞かずに帰ってしまう人がいます。そういうときに、こちらから一言声をかけられるのが営業AIモードです。

SHIRITAIのトリガー編集画面。料金ページで滞在15秒などの条件と、声かけメッセージ・ショートカットを設定する

「この物件ページで30秒たったら、初期費用の目安をお伝えしましょうか、と出す」といった条件を決めておきます。反応があったかどうかは数字で残るので、声のかけ方も直していけます。

SHIRITAIのアナリティクス「先回り営業(トリガー別)」。表示回数36・反応9・反応率25%など、声かけの効果を数字で確認できる

どんな条件で声をかけられるかは、機能ページの営業AIモードに設定画面つきで載せています。

5. 記録:夜に何を聞かれたかが、そのまま残る

実際に届いた質問は、利用履歴に来た順で残ります。「この物件の質問が多い」「駐車場の有無を毎日聞かれている」といった傾向が見えるので、物件ページの書き方を直す材料にもなります。

SHIRITAIの利用履歴画面。実際に来た質問(費用はいくら? など)と利用回数180回が時系列で残る

記録の読み方そのものは会話ログとは?チャットボットの記録から「お客さまの本音」を見つける読み方と活かし方で詳しく扱っています。

シリタイ

最初に登録するのは「募集中の物件全部」でなくて大丈夫です。反響の多い物件20件と、契約・審査のよくある質問。この2つだけで、夜間の問い合わせの大半はカバーできます。

こんな質問に、こう答えます

夜に届く質問と、登録しておいた内容から返る答えの例です。

登録した内容:ペット可物件の条件(小型犬・猫は2匹まで/敷金1ヶ月追加/大型犬は要相談)

質問

猫を2匹飼っています。この物件は大丈夫でしょうか

回答

こちらの物件は猫2匹までご相談いただけます。ペットをお飼いの場合は敷金を1ヶ月分追加でお預かりしています。詳しい条件は内見のときにご説明できますので、ご希望の日時があればこの場でお伺いします。

可否だけで終わらせず、条件と次の一歩まで返しています。ここで内見希望を預かれると、翌朝の一本目の電話が変わります。

登録した内容:初期費用の内訳(敷金・礼金・仲介手数料・保証料・火災保険)と目安の幅

質問

家賃8万の部屋だと、最初に全部でいくらかかりますか

回答

初期費用は敷金・礼金・仲介手数料・保証料・火災保険を合わせて、家賃の4〜5ヶ月分が目安です。家賃8万円のお部屋であれば、32万円から40万円ほどとお考えください。物件ごとに敷金や礼金の設定が異なるため、正確な金額は個別にお出しします。

幅で答えたうえで「正確な金額は個別に」と断っておくと、後から食い違いません。金額を言い切らせないことが、この業界では効きます。

その場で決められない相談は、担当者へつなぐ

質問

フリーランスで、去年独立したばかりです。審査は通りますか

回答

個人事業主の方も多くご契約いただいています。審査では確定申告書の控えと、保証会社の書類をご用意いただくことが一般的です。通るかどうかは物件と保証会社によって判断が変わりますので、条件を伺ったうえで担当者からご案内します。

通る・通らないをAIに断定させないのが大事なところです。用意する書類だけ先に伝えて、判断は人へ渡します。

管理業務では、入居者からの連絡を先に受ける

仲介の話が中心になりましたが、管理を受けている会社なら、入居者からの連絡のほうが件数は多いはずです。しかもその多くは、夜間や休日にかかってきます。

入居者からの連絡は、仲介の反響と違って質問が定型的です。設備の不具合、更新の時期、退去の連絡先、ゴミ出しのルール、駐車場の契約。答えが決まっているので、自動で返せる範囲が広い領域になります。

入居者からの連絡 チャットで返せること 人に渡すこと
エアコンが動かない まず確認してほしいこと(ブレーカー、リモコンの電池、運転モード)と、それでも直らない場合の連絡先 業者の手配、費用の負担の判断
お湯が出ない 給湯器のリセット手順、ガスの元栓の確認 復旧しない場合の緊急対応
更新はいつですか 更新の時期と流れ、必要な書類 条件変更の相談
退去したい 連絡の期限(何ヶ月前まで)、手続きの流れ 解約日の確定、精算の話

一次対応の手順をその場で返せるだけで、翌朝の電話はかなり減ります。「ブレーカーを見たら落ちていた」で解決する連絡が一定数あるからです。人が出るべき連絡だけが残る状態にできると、緊急対応の質も上がります。

夜間の受け方全般は夜間・休日の問い合わせを取りこぼさない方法にまとめています。

導入を考えるときの注意点

物件情報の鮮度を、誰がいつ直すか

不動産は情報の鮮度が命です。成約済みの物件に「空いています」と答えるのがいちばんの事故なので、物件情報の更新をだれが・いつやるかを先に決めてください。ポータルサイトの掲載更新と同じタイミングでボットのデータも直す、と運用をひとつにまとめるのが現実的です。

個別の物件をすべて登録するのが重いなら、物件そのものは載せず、条件の考え方(ペット可の条件、初期費用の内訳、審査の書類)だけを登録するという割り切りもあります。物件は日々動きますが、条件の考え方はそう変わりません。

答えさせないことを、先に決める

断定させないほうがよい話は、あらかじめ人へ渡す形にしておきます。審査の可否、値引きの相談、他社との比較、契約後のトラブル。この4つは「担当者からご案内します」で受けるほうが、結果として揉めません。

シナリオ型と生成AI型、どちらにするか

シナリオ型(選択肢を押していく方式)と生成AI型のどちらを選ぶかは、「自由な言葉の質問がどれだけ来るか」で決まります。不動産は聞かれ方の幅が広いので、生成AI型が向く場面が多い領域です。詳しくはシナリオ型と生成AI型のチャットボットを比較するを、導入の段取り全体はチャットボット導入の進め方をご覧ください。

売買は「まだ売ると決めていない人」をどう拾うか

売買仲介で反響が伸び悩むとき、原因は査定フォームにあることが少なくありません。名前・住所・電話番号を入れないと相場が分からない作りだと、まだ売ると決めていない人は手前で帰ります。売却の検討は数年かけて進むこともあるので、この層を早い段階でつかめるかどうかは大きい差になります。

チャットなら名乗らずに聞けるので、その一歩手前の相談を受けられます。「このあたりの相場観だけ知りたい」「ローンが残っていても売れるのか」「離婚に伴う売却はどう進むのか」。聞きにくい事情が絡む相談ほど、対面や電話より文字のほうが出てきます。

ここで大事なのは、金額を言い切らせないことです。個別の物件の査定額は現地を見ないと出せません。相場の考え方、査定の流れ、必要な情報。そこまでを返して、具体的な金額は担当者へ渡す。この線引きにしておけば、後から食い違いません。

会話の途中で連絡先を受け取る作り方は、チャットボットでリード獲得を強化するで詳しく扱っています。

登録しておくと効く、質問と答えの実例

実際にどんな情報を教えておくと夜間の質問に効くのか、賃貸仲介でよくある3つを例にします。

  • 「初期費用は全部でいくらですか」:家賃だけでなく、敷金・礼金・仲介手数料・保証料・火災保険の内訳と目安を登録しておく。「家賃の4〜5ヶ月分が目安です」と幅で答えられるだけでも、夜の不安はかなり解消されます
  • 「フリーランスですが審査は通りますか」:審査に必要な書類(確定申告書・課税証明など)と、保証会社の利用条件を登録。聞きづらい質問ほど、チャットで先に答えておく価値があります
  • 「ペット可の物件はありますか」:可否だけでなく「犬猫2匹まで・敷金1ヶ月追加」のような条件まで書く。条件付きの答えができると、内見前のミスマッチが減ります

ポイントは、電話で聞かれたら口頭で答えている内容を、そのまま文章にすることです。新しく資料を作る必要はありません。スタッフの頭の中にある「いつもの答え」を書き出すだけで、夜間の一次対応は十分成立します。予約や内見日程の受け方の設計は予約対応と返信の自動化が参考になります。

困りごと別|SHIRITAIで解決できること

いま起きていること SHIRITAIでどう受けるか
夜に来た反響が、翌朝には他社に流れている 条件の質問はその場で答え、内見希望を預かって翌朝つなぐ
内見の立ち会い中は電話に出られない 外出中もチャットが一次対応を続ける
初期費用の質問を毎日同じように説明している 内訳と目安をナレッジに登録して自動で返す
審査の可否を聞かれて答えに困る 必要書類だけ案内し、判断は担当者へ渡す
売買で、匿名の相談を拾えていない 名乗らずに聞ける入口として使い、相談だけでも可と案内する
入居者からの設備の連絡が夜に来る 一次対応の手順と連絡先をその場で返す
担当者への引き継ぎで、条件を言い直させている AIとのやり取りが見えた状態で担当者が入る
物件ページを見ているだけで帰ってしまう 営業AIモードで、滞在時間に合わせて声をかける
どの物件の反響が多いか把握できていない 利用履歴に実際の質問が残り、傾向が読める
お客さまの連絡手段がLINEに寄っている LINE・ChatWork・Slackと接続して同じ窓口で受ける

全部を一度にやる必要はありません。夜間の取りこぼしがいちばん痛いなら、上の2つだけでも効果は出ます。

SHIRITAIのシステム連携画面。LINE・ChatWork・Slackと接続する

費用は、何で決まるか

ここまで出てきた「初期費用」は、お客さまが入居のときに払うほうの話でした。ここからは、チャットボット側にかかる費用を書きます。問い合わせが集中した月に青天井にならないか、落ち着いたら下げられるのか。気になるのは、たいていこのあたりではないでしょうか。

SHIRITAIは月額9,800円(税別)から。いちばん小さいプランは、月間300回・チャットボット1個です。金額が変わる要素は、次の3つになります。

決まる要素 不動産の運用では、どう見ておくか
月間の利用回数 夜間と休日にどれくらい反響が来ているか。いちばん忙しい月を基準に置いておくと、上げ下げの判断がしやすくなります
チャットボットの数 賃貸と売買でサイトが分かれているか、管理の入居者窓口を別に立てるか。窓口を1つで兼ねるなら1個で足ります
使う機能 有人対応・営業AIモード・LINE接続まで使うか、夜間の一次対応と内見希望の預かりだけに絞るか

回数の上限を超えても、その場で止まる作りにはしていません。超えた分を従量で足すか、プランを上げるか。どちらかを選ぶ形なので、繁忙期に問い合わせが伸びても窓口が閉じることはありません。最低契約期間もなく、1か月単位で見直せます。

導入時の初期費用は、構築の範囲によって変わるので、見積もりでお出ししています。物件情報をどこまで登録するか、既存のサイトやLINEにどうつなぐかで、準備の量が違ってくるためです。上位プランの内容とあわせて、料金のページからお問い合わせください。

金額を決める前に、自社の反響で試すこともできます。14日間の無料トライアルは全機能を使えて、クレジットカードの登録は不要。期間が終わっても自動で課金されることはありません。申し込みから最短1営業日で始められるので、夜間の質問がどれくらい来るかを実数で見てから、プランを決める順番が取れます。

よくある質問

ビジネスチャットとチャットボットは、どちらを先に入れるべきですか?

解決したい問題が違います。ビジネスチャットは店舗と本部など社内の伝達を速くするもの、チャットボットは夜や休日に来た見込み客の質問に答えるものです。社内の連絡が滞っているならビジネスチャット、反響が翌朝まで放置されているならチャットボットになります。順番をつけるなら、機会損失が金額で見えるほうから手を付けるのが自然だと思います。

物件情報は全部登録しないといけませんか?

いいえ。反響の多い物件20件ほどと、契約・審査のよくある質問から始めれば、夜間の問い合わせの大半はカバーできます。個別の物件を追いかけるのが重い場合は、物件そのものは登録せず、初期費用の内訳やペット可の条件といった「考え方」だけを登録する方法もあります。物件は動きますが、条件の考え方はあまり変わりません。

成約済みの物件を「空いています」と答えてしまわないか心配です。

更新の担当と頻度を先に決めておくことが対策になります。ポータルサイトの掲載を直すタイミングでチャットボットのデータも直す、と作業をひとつにまとめるのが現実的です。個別の空室状況は登録せず、問い合わせを受けたら担当者が確認して回答する形にしておく、という割り切りもあります。

内見の予約まで自動で確定できますか?

希望日時を聞いて預かるところまでは自動でできます。確定は担当者が行う形をおすすめしています。内見は鍵の手配や現地の状況で動くことが多く、自動で確定させると後からの調整が増えるためです。翌朝の出社時に「この物件を土曜14時に」という具体的な希望が届いている状態をつくるのが狙いです。

審査に通るかどうかを、チャットボットに答えさせても大丈夫ですか?

可否の判断は答えさせないほうがよい領域です。物件や保証会社によって基準が変わるため、断定するとかえって信用を損ないます。必要書類や一般的な流れだけを案内して、判断が要る話は担当者へつなぐ形にしてください。SHIRITAIでは、こうした相談を有人対応へ渡す入口を用意できます。

ビジネスチャットに、お客さまからの問い合わせも流せますか?

流せる仕組みを持つものもありますが、社内向けの場所に社外のやり取りを混ぜると、誰がどこまで返したのか分からなくなりがちです。窓口は分けておくほうが安全だと思います。SHIRITAIの場合は、LINE・ChatWork・Slackと接続して、そちらに届いた質問にも同じ登録内容から答えられます。人が出るべき会話は管理画面の一覧に並ぶので、担当の割り振りはそこで行えます。

ポータルサイトに来た反響にも、チャットボットは使えますか?

ポータルサイトの画面そのものにチャットボットを置くことはできません。自社サイトに置いたうえで、ポータルの掲載枠には書ききれない条件、たとえばペットの頭数や駐車場のサイズ、審査に必要な書類を、そちらで詰めてもらう流れになります。この分担なら、掲載側の運用は変えずに済みます。

まとめ:夜の問い合わせを、朝の内見に変える

不動産会社のチャットボット活用は、「電話を減らす」よりも「夜のうちに見込み客をつかまえる」ことに価値があります。物件条件と契約条件を教えておき、内見希望を預かる。それだけで、これまで翌朝には消えていた反響が、内見の予定に変わります。

同じく予約と相談が中心の業態では、美容サロン・エステ業界のチャットボット導入も参考になるはずです。SHIRITAIは物件情報の登録から有人切替まで揃った生成AI型チャットボットです。無料トライアルで、反響の多い物件から試してみてください。

SHIRITAI(シリタイ)は、HELATH株式会社が提供するAIチャットボットサービスです。

利用シーン

不動産の物件問い合わせを24時間AIで自動対応|内見予約・初期費用相談まで一気通貫

不動産サイトの「ペット可?」「初期費用は?」「最寄り駅から徒歩何分?」をAIチャットボットが24時間即答。内見予約・住宅ローン試算・契約書類提示まで自動化し、夜間問い合わせの取りこぼしを防ぎます。

この業界での使われ方を見る

AIチャットボット、始めてみませんか?

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