業界別の活用 2026.07.15

採用チャットボット|人事の問い合わせ対応をどこまで任せられるか

採用チャットボット|人事の問い合わせ対応をどこまで任せられるか

採用チャットボットに任せられるのは、募集要項に書いてある事実と、応募する前の質問までです。勤務地や給与、選考の流れなら夜でも週末でもその場で返せますが、合否の判断や日程の確定はここに含まれず、人と採用管理システムの側に残ります。

求人媒体や採用管理システムと同じ列で語られることがありますが、媒体は見つけてもらうところ、管理システムは応募が入ったあとの受け持ちです。空いているのは求人を見た人が応募ボタンを押すまでのあいだで、そこを埋める話になります。

採用担当者が「採用業務」に集中できない理由

「採用担当なのに、採用に集中できない」。この状況に心当たりのある方は少なくないはずです。

中小企業の採用担当者の多くは、人事を専任ではなく総務・庶務・バックオフィス業務と兼務しています。採用シーズンが始まると、求職者からの問い合わせがメールや電話で届くようになり、本来やるべき選考準備・面接調整・採用広告の改善といった業務が後回しになっていく。

具体的にどんな問い合わせが来るかというと、「勤務地はどこですか」「残業はどれくらいありますか」「正社員になれるチャンスはありますか」「応募後の選考フローを教えてください」など、採用ページや求人票を読めばわかる質問が多数含まれています。1件ずつ対応する手間は小さくても、積み重なれば時間になります。

さらに、問い合わせが来るタイミングは夜間や週末が多い傾向があります。求職者は日中に仕事や学業がある場合がほとんどで、採用サイトを閲覧して疑問を持つのは夜間になりがちです。営業時間外の問い合わせは翌日に後回しになり、返信が遅れれば求職者の熱量が冷めてしまいます。「問い合わせに返信したら、もう内定承諾したと言われた」という経験を持つ採用担当者もいます。

この「採用担当者の手が追いつかない」構造をゆるめられるのが、採用チャットボットの役割です。

採用・人事チャットボットの市場は、いまどうなっているか

「まわりも入れ始めているのか」を知りたくて調べている方もいると思うので、公表されている数字を先に置いておきます。

デロイト トーマツ ミック経済研究所の「HRTechクラウド市場の実態と展望2025年度版」(2026年2月発刊、ベンダー49社への取材にもとづく調査)によると、人事領域のクラウドサービス市場は2024年度が1,385億円(前年比127.6%)、2025年度は1,689億円(同124.9%)の見込みで、2029年度まで年20〜30%増の成長が続くと予測されています。この市場は採用管理・人事配置・労務管理・育成定着の4分野を合わせたもので、採用まわりのクラウドサービスはその一角にあたります。

人事向けクラウドサービス市場の推移(2024年度1,385億円→2025年度1,689億円の見込み)

先に断っておくと、この数字は「採用チャットボットだけの市場規模」ではありません。人事向けクラウド全体の数字です。チャットボット単体を切り出した公的な統計は見当たらないので、人事の仕事をクラウドに載せる流れ全体が、毎年2割以上のペースで太っているという読み方をするのが正確なところだと思います。

なぜ採用の領域で増えているのか

市場が伸びている背景として、採用の現場に限れば3つが挙がります。

1つは、母集団が細っていること。厚生労働省の「一般職業紹介状況」(令和8年4月分)では有効求人倍率が1.18倍、新規求人倍率が2.11倍で、求人を出せば人が来るという状況からは遠いままです。1人の応募者を取りこぼす重みが、以前より増しています。

2つ目は、求職者が情報を集める時間帯が変わったこと。仕事や学業のあとに求人票を読む人が多いので、疑問が生まれるのは夜と週末です。翌営業日に返す運用では、熱があるうちに答えられません。

3つ目は、生成AIが実務で使える精度になったこと。以前の採用チャットボットは、あらかじめ決めた選択肢を出すだけのものが中心で、少し外れた質問には答えられませんでした。自社の募集要項を読ませて、そこから答えを組み立てられるようになったのは、ここ数年の変化です。

ただ、市場が伸びているから入れる、という理由で導入した現場はだいたい続きません。自社の採用でどの手間が実際に減るのかを先に見ておくほうが、結局は早いはずです。

採用管理システムや求人媒体と、何が違うのか

採用まわりのツールはすでにいくつも使われていて、「チャットボットは、その中のどこに入るのか」がわかりにくい領域です。役割で分けると、こう整理できます。

求人媒体・チャットボット・採用管理システムの役割分担

ツール 担っていること 担っていないこと
求人媒体・求人検索サイト 求人を見つけてもらう。母集団を集める 見た人が持った疑問に答えること
採用管理システム(ATS) 応募が入ったあとの選考管理・日程調整・評価の記録 応募する前の人とのやりとり
チャットボット 応募する前の疑問に、その場で答える 選考プロセスそのものの管理

並べるとわかるのは、「求人を見た人が、応募ボタンを押すまでのあいだ」が、どのツールの担当でもなかったということです。ここは採用担当者の個人メールと電話で受けていた部分で、だから夜間や週末に取りこぼしが出ます。

チャットボットはATSの代わりにはなりませんし、その必要もありません。媒体で見つけてもらい、チャットボットで疑問をほどき、応募が入ったらATSで管理する。この並びで考えると、どこに入れるかで迷わなくなります。

登録するのは、すでに手元にあるもの

新しく何かを書き起こす必要はありません。募集要項、求人票、社内の福利厚生の一覧、これまでメールで返してきた回答文。この4つで、聞かれることの大半はまかなえます。

SHIRITAIのナレッジ管理画面。返品・交換/送料/営業時間などの質問と回答が一覧で並ぶ

質問と答えの形で登録しておくと、あとから探して直せます。募集条件が変わったときも、この画面を書き換えれば回答に反映されます。求人票を差し替えるついでに直せる程度の手間です。

手元の募集要項や求人票をそのまま読み込ませるやり方は資料から作成にまとめてあります。

採用ツールとしてのAIチャットボットは、何ができて何ができないか

採用にAIを使うと聞いて思い浮かべるものは、人によってかなり違います。書類の選別を想像する人もいれば、面接の評価を思う人もいます。チャットボットが担うのはそこではなく、応募する前の人とのやりとりだけです。先に線を引いておくと、入れたあとの落差が出ません。

やろうとしていること チャットボットで受けられるか
募集要項に書いてあることへの質問に答える 受けられる。夜でも週末でもその場で返る
残業や有休など、人に聞きにくいことに答える 受けられる。先に答えを用意しておく前提
説明会や応募フォームへの案内 受けられる。日程と申込み先を登録しておく
込み入った相談を担当者へ渡す 受けられる。やり取りの続きから引き継げる
応募者ごとの選考状況を管理する 採用管理システムの担当
面接の日程をカレンダーで調整する できない。日程の案内までにとどまる
書類の合否を判定する できない。任せるべきでもない
応募者の適性や人柄を評価する できない。会話の記録が残るだけ

下の3つは、できないというよりやらせないほうがいいものです。合否の判断は応募者の人生に関わるところなので、根拠を人が説明できない形にしてしまうと、後から取り返しがつきません。求職者に対しても、社内の説明としても、判断は人が持っておくほうが通ります。

もうひとつ、人事の仕事として見ると、応募前の問い合わせと同じくらい重いのが社内からの質問です。年末調整の書き方、有休の残り、住所変更の様式。採用サイト用とは別に社内向けのボットを作り、ChatWorkやSlackに置くやり方もあります。社内からの質問を減らす目的から見たい場合は、目的別にまとめた社内からの問い合わせに手が取られているのページが近いはずです。

新卒・中途・アルバイトで、聞かれることは違う

採用チャットボットを設計するとき、全部を1つのボットでまとめようとすると、どの層にも中途半端になります。実際に来る質問は、募集の種類でかなり分かれます。

募集の種類 よく来る質問 答え方のこつ
新卒 初任給、配属、研修、先輩の1日、選考スケジュール 働くイメージが湧く粒度で。写真や動画も添える
中途 年収の幅、残業の実績、前職の経験が活きるか、入社後の役割 数字で答えられるところは数字で。曖昧だと不信になる
アルバイト・パート シフトの融通、勤務地、扶養の範囲、いつから働けるか 即答が最優先。1つでも待たされると他社に流れる

とくにアルバイト・パートの募集では、応募を決める速度が違います。条件が合うかをその場で確かめられないと、次の求人へ移られてしまいます。ここは自動応答の効きが最もわかりやすい領域だと思います。

中途採用では逆に、答えにくい質問こそ聞かれます。残業や離職率のような数字は、はぐらかすと不信につながり、正直に答えると納得されやすい。聞かれた側が答えにくい質問ほど、先に用意しておく価値があるというのが、採用でチャットボットを使うときの感触です。

チャットボットが採用の現場を変える3つの場面

採用チャットボットは、どの場面で機能するのかを具体的に整理します。よく「24時間対応できる」とだけ説明されますが、それ以上に採用の現場に刺さる使い方があります。

採用チャットボットが効く3つの場面:問い合わせの24時間対応、聞きにくい質問の受け皿、説明会・応募の案内

① 求職者からの問い合わせを24時間対応

採用サイトにチャットボットを設置すると、求職者が持つ「ちょっとした疑問」をその場で解決できます。「勤務時間は?」「試用期間はありますか?」「交通費は支給されますか?」といった定型的な質問は、チャットボットが即答できます。

夜間や休日でも対応できるため、求職者が「気になった瞬間」に疑問を解消できます。疑問が残ったまま翌日まで待つうちに、他社のサイトへ流れてしまうこともあります。夜間や休日でもその場で答えが返れば、こうした離脱を防ぎやすくなるはずです。

応募前の問い合わせを実際にどう受けるかは、利用シーン別にまとめた採用問い合わせの取りこぼしを防ぐで、画面の流れとして見られます。この記事が考え方の解説なのに対し、あちらは使われ方をそのまま追える形になっています。

② 聞きにくい質問を自然に引き出す

採用チャットボットには、人間には聞きにくいことをAIに気軽に聞けるという特性があります。「残業は実際どれくらいですか?」「転職回数が多くても大丈夫ですか?」「給与の交渉は可能ですか?」。採用担当者に直接聞くのはためらわれる質問でも、チャットボットが相手なら聞きやすいと感じる求職者は多くいます。

この「聞きやすさ」自体もメリットですが、さらに重要なのはその先です。求職者が実際に何を聞いてきたか、というログデータは採用活動の改善素材になります。「残業に関する質問が多い」なら求人票に残業実績を明示する、「転職回数を気にする問い合わせが多い」なら選考基準を積極的に開示するなど、ログが採用広告の改善に直結します。

聞きにくいことを聞ける場をどう作るかは、目的別にまとめた聞きにくいことを、気軽に聞ける場を作りたいに、必要な機能の組み合わせで整理してあります。

③ 説明会案内・応募受付の省力化

会社説明会の日程案内や応募フォームへの誘導も、チャットボットが担える仕事です。求職者が「説明会に参加したい」と伝えれば、チャットボットが日程の選択肢を提示し、応募フォームへのリンクを案内する流れを設計できます。

電話や個別メールのやりとりが発生しないため、採用担当者の工数を大幅に削減できます。採用担当者がいない時間帯でも、問い合わせ→情報提供→応募誘導という一連の流れが自動で動きます。

問い合わせ業務全体の整理は総務・人事の社内問い合わせを減らすも参考になります。

シナリオ型チャットボットが採用現場で起こす問題

採用チャットボットの導入を検討するとき、最初に候補に挙がるのはシナリオ型チャットボットです。選択肢をタップして進む形式で、比較的低コストで導入できます。ただし、採用という領域では特有の問題が起きやすいことを知っておく必要があります。

シナリオ型は「あらかじめ用意した質問と答え」の中でしか動けません。求職者の質問がシナリオの想定から外れた瞬間、「申し訳ありませんが、その質問にはお答えできません」と表示されます。

採用の場面でこれが起きると何が問題かというと、求職者に「この会社のチャットボットは役に立たない」という印象を与えてしまうことです。シナリオから外れた質問は、求職者が最も気になっていることである場合が多く、その疑問が解消されないまま離脱につながります。

さらに、求職者が送ってくる質問は千差万別です。同じ「給与」への質問でも、「月収の目安を教えてください」「賞与の実績を教えてください」「給与アップの基準はありますか」など、表現が変わるだけで別の質問として扱われます。シナリオの分岐を網羅しようとすると膨大な設計作業が必要になり、それでも想定外の質問は必ず出てきます。

シナリオ型の限界はシナリオ型と生成AI型のチャットボットを比較するでも詳しく解説しています。

生成AIチャットボットが変える採用の問い合わせ対応

シナリオ型の限界を補うのが、生成AIを使ったチャットボットです。求職者が自由に文章を入力しても、AIが意図を読み取って適切な回答を返します。「賞与の実績ってどのくらいですか?」と書いても「ボーナスは年に何回もらえますか?」と書いても、同じ内容として理解して回答できます。

採用の場面で生成AIチャットボットが力を見せるのは、次のような点です。

① 自由入力に対応できる

求職者はシナリオのメニューを選ぶより、「気になることをそのまま打ち込む」方が自然です。スマートフォンで就職活動をする若い世代の求職者は、LINEやSNSのような文字入力に慣れています。選択肢から選ぶ形式より、検索ボックスのように打ち込める形式を好む人も多いはずです。生成AIチャットボットは、この打ち込む使い方に応えられます。

② データベースの情報をもとにリアルタイムで回答する

企業の募集要項、職場の雰囲気、入社後のキャリアパスなど、会社固有の情報をデータベースとして登録しておくと、求職者の質問に対してそのデータをもとにリアルタイムで回答を生成します。「同じ質問をシナリオとして用意する」手間なく、データを入れれば動くようになります。

③ 複雑な回答もわかりやすく整理して答える

「正社員とパートの違いを教えてください」「子育て中でも働けますか?」といった複合的な質問にも、情報を整理して答えられます。求職者は複数の疑問を抱えていることが多く、それを一度のやりとりで解消できることが離脱防止につながります。

SHIRITAIを採用サイトに活用するとどうなるか

SHIRITAIは商品・サービス情報をデータベースとして登録し、生成AIがリアルタイムで回答するAIチャットボットシステムです。本来はカスタマーサポートや営業用途の文脈で設計されていますが、採用サイトへの応用で独自の価値を発揮します。

自社の仕事・職場環境をAIが詳しく説明できる

SHIRITAIのデータベースには、テキストだけでなく画像・動画・PDFも登録できます。採用の場面では「職場の雰囲気をもっと知りたい」「実際の仕事現場を見せてほしい」という求職者の要望に、写真や動画を交えて回答できます。テキストのFAQだけでは伝わりにくい「職場の空気」を、写真や動画で補えることは採用チャットボットとしての強みになります。

もちろん、AIによる回答には一定の誤差が生じる可能性があります。入力するデータの正確さが回答品質に直結するため、採用に関する情報は正確に入力・管理することが前提です。

ニーズ分析機能が次の採用改善に直結する

SHIRITAIには、ユーザーが入力した内容をすべて記録するニーズ分析機能があります。カスタマーサポートでは「どんな問い合わせが多いか」を把握して対応改善に使いますが、採用の文脈では「求職者が何を聞いてきているか」が丸見えになります。

「勤務地」「給与」「休暇」「残業」のどれが最も多く質問されているかが数値でわかれば、次の求人票や採用ページの改善に直接活かせます。「残業に関する不安が多い→残業実績を求人票に明示する」「転職回数を気にする人が多い→選考基準の明示をする」といった改善サイクルが回るようになります。

採用担当者が「なんとなく応募が増えない」と悩むのではなく、データに基づいて採用広告を改善する仕組みが整います。

質問ログが採用を改善する流れ:求職者が質問し、ログが蓄積され、傾向を把握して、求人票を改善する

AI×有人のハイブリッド対応で取りこぼしを防ぐ

チャットボットでは対応できない質問、たとえば「選考状況を確認したい」「面接の日程を変更したい」といった個別対応は、担当者への切り替えが必要です。SHIRITAIには、AIで完結しない場合に「担当者に問い合わせる」ボタンで有人対応へ切り替えられるハイブリッド対応が用意されています。

採用の場面では、求職者の状況が一人ひとり異なるため、すべてをAIに完結させることは現実的ではありません。AIで対応できる定型的な問い合わせはAIに任せ、個別対応が必要なものだけ人に届ける設計にすることで、採用担当者の負担を最小化しながら求職者の疑問を解消できます。

切り替えの設計はAIチャットボットの有人切替(ハイブリッド対応)をうまく設計する方法で詳しく解説しています。

SHIRITAIならこんなことができる

ここまでの話を、実際の画面で見てみます。採用サイトにSHIRITAI(シリタイ)を置くと、大きく次の3つのことができます。まずは全体を図で整理してみましょう。

採用でSHIRITAIができること(24時間の対応・よくある質問への回答・履歴を見た改善)

このうち、言葉だけではイメージしにくい「質問への回答」と「履歴を見た改善」の2つを、実際の画面で見ていきます。

応募前の質問に、24時間その場で答える

下はSHIRITAIのチャット画面の実例です。この例では自己紹介用に作ったボットが、登録された情報だけをもとに質問へ答えています。採用サイトなら、同じ仕組みに募集要項や職場の情報を入れておくことで、求職者の「勤務時間は?」「試用期間はありますか?」といった質問に、夜でも休日でもその場で答えられるようになります。

SHIRITAIのチャット画面。自己紹介ボットが、教えた情報だけをもとに質問へ回答している例

採用担当者が動けない時間帯こそ、求職者がサイトを眺めて疑問を持ちやすい時間でもあります。そこで答えが返るかどうかが、次の一歩へ進んでもらえるかに関わってきます。夜間・休日の取りこぼしについては夜間・休日の問い合わせを取りこぼさない方法もあわせて読んでみてください。

実際に来た質問を、履歴で見て改善する

こちらは利用履歴の画面です。実際に来た質問と、その回数が時系列で残ります。下の例では「費用はいくら?」といった質問が並んでいますが、採用サイトに置けば、ここには求職者が実際に打ち込んだ質問がたまっていきます。

SHIRITAIの利用履歴画面。実際に来た質問(費用はいくら? など)と利用回数180回が時系列で残る

「勤務地の質問が多い」「残業について何度も聞かれている」といった傾向が数字で見えてくると、次に直すべき場所がはっきりしてきます。求人票に残業実績を書き足す、募集要項に交通費の扱いを明記する。そうした手当てを、勘ではなく実際に来た質問から決められるようになります。ログの読み解き方は会話ログとは?チャットボットの記録から「お客さまの本音」を見つける読み方と活かし方でも詳しく扱っています。

どちらの画面も、特別な準備をしてから使うものではありません。答えてほしい情報を登録しておけば求職者の質問に答え、そのやりとりが履歴として残っていく。この2つが動くだけでも、採用担当者の手元はずいぶん軽くなるはずです。

採用の困りごと別|SHIRITAIで解決できること10

採用担当者からよく聞く困りごとを並べて、それぞれSHIRITAIでどう受けられるかを書き出します。

いま起きていること SHIRITAIでできること
求人票に書いてある内容の問い合わせが繰り返し来る 求人票と募集要項を登録しておけば、聞かれた側から答えが返る
夜と週末に来た問い合わせが翌営業日まで止まる 時間帯に関係なくその場で回答。熱があるうちに疑問を解ける
残業や有休など、聞きにくい質問が応募後に判明する 人に聞きにくいことほどチャットでは聞かれる。先に答えを用意しておける
募集条件が変わるたびに案内文を直している 登録した内容を書き換えるだけで回答に反映される
新卒・中途・アルバイトで質問が違い、案内が煩雑 募集ごとにボットを分けるか、カテゴリーで分けて登録できる
説明会の日程案内を個別メールで送っている 日程と申込み先を登録して、チャットから案内・誘導できる
応募まで進まなかった人が何に迷ったか分からない 実際に来た質問が利用履歴に残る。求人票の改善材料になる
AIが待遇について事実と違うことを言わないか不安 登録した情報の範囲だけで回答。教えていないことは担当へ案内する
込み入った相談まで自動で返してしまいそう 「担当者に聞く」から、やり取りの続きを担当者が引き継げる
社内から人事への問い合わせにも追われている 社内向けのボットを別に作り、ChatWorkやSlackに置ける

10個すべてを最初から狙う必要はありません。求人票を読めば分かる質問、この1つを潰すだけで、応募前のやりとりはかなり静かになるはずです。

費用は、何で決まるのか

採用の問い合わせは、一年を通して平らには来ません。新卒の募集開始、中途の求人を出した直後、アルバイトの繁忙期前。掲載してからの数週間に固まって届き、落ち着けばまた静かになります。費用を見るときも、毎月いくらかかるかだけでなく、いちばん多い月にどうなるかを先に確かめておくと、あとで困りにくいと思います。

SHIRITAIの料金は、次の3つで決まります。

費用が決まる要素 採用で見ておきたいこと
月間の利用回数 募集が動いている月に、何回聞かれるか。求人票を出した直後に山が来る
チャットボットの数 新卒・中途・アルバイトで分けるか、採用サイト用に1つ置くか
使う機能 回答だけで足りるか、担当者への引き継ぎや利用履歴の集計まで使うか

いちばん小さいプランは月間300回・チャットボット1個で、月額9,800円(税別)からです。求人票と募集要項を登録して、採用サイトに1つ置くところから始めるなら、この規模で試せます。回数とチャットボットの数、使う機能が増えるとプランが変わるので、条件を含めた詳しい内容は料金のページをご覧ください。

最低契約期間はありません。1か月単位で見直せるため、募集が重なる時期だけ上げて、落ち着いたら戻すという使い方もできます。月間の回数を超えたところで応答が止まることはなく、従量で足すか、プランを変えるかで受けます。応募の受付中に急に答えなくなる、という止まり方はしない作りにしてあります。

初期費用については、構築の範囲で変わるため、見積もりでお出ししています。手元の求人票をそのまま登録して始めるのか、採用サイト側の見せ方まで含めて組むのかで、やることが変わってくるためです。

金額を決める前に、自社の募集要項でどこまで答えられるかを見ておきたい場合は、14日間の無料トライアルがあります。全機能を使えて、クレジットカードの登録は要りません。期間が過ぎても自動で課金されない形なので、次の募集が動き出す前に一度入れてみる、という順番でも間に合うはずです。開始は最短1営業日になります。

採用チャットボット導入前に確認すべき3つのポイント

採用チャットボットを導入する前に、確認しておくべき点が3つあります。

① 登録するデータの範囲を決める

チャットボットが答えられる範囲は、登録したデータに依存します。「給与は?」という質問に答えるには給与情報をデータとして入れる必要があり、「職場の雰囲気は?」に答えるには職場説明の文章や写真が必要です。

導入前に「求職者がよく聞く質問トップ10」をリストアップし、それに対応するデータを整理しておくことが最初のステップです。採用担当者が日頃よく返信している内容をまとめるだけで、基本的なデータは揃います。

② 有人対応への切り替え導線を設計する

チャットボットで対応しきれない質問は必ず出てきます。「個人情報を含む問い合わせ」「選考に関する個別確認」「複雑な質問」などは、担当者に引き継ぐ導線が必要です。

「AIで答えられなかった場合、どこに誘導するか」(メール問い合わせフォーム、電話番号、採用担当者の連絡先)をあらかじめ設計しておくことで、問い合わせが途切れる事態を防げます。

③ 設置場所を絞ってシンプルに始める

最初から採用サイト全体に展開しようとすると、データの準備や運用が複雑になります。まずは「採用サイトのトップページ」か「募集要項ページ」に限定して設置し、効果を確認しながら拡張していく方法が現実的です。

設置後は会話ログを定期的に確認し、「チャットボットが答えられなかった質問」を追加データとして補充していくことで、精度が上がっていきます。目安として、運用開始から2〜3ヶ月で安定した回答精度になるケースが多いようです。

導入全体の流れはチャットボット導入の進め方も参照してください。

よくある質問

応募者からの質問はどこまで任せられますか?

募集要項に書いてある事実(勤務地、給与レンジ、選考の流れ)は任せられます。選考結果や個別の条件交渉は人が受ける形にしてください。

聞きにくい質問も拾えますか?

拾いやすくなります。残業や休日のように、人には聞きにくいことほどチャットで質問されます。どう答えるかを先に社内で決めておくことが前提になります。

応募数は増えますか?

疑問が解けずに離れていた層を拾えるぶん、増える余地はあります。ただし条件が合わない応募も増えるので、条件を先に明示しておくほうが結果的に手間が減ります。

何から登録すればいいですか?

勤務地と勤務時間、給与と待遇、選考の流れと期間、応募方法。この4つで、届く質問のかなりの部分がふさげます。

更新は誰がしますか?

募集要項を管理している担当に持たせてください。要項を変えたときに登録内容も直す、という手順にしておくと食い違いが起きません。

採用チャットボットで、書類選考や面接の合否まで判定できますか?

判定はしません。受けるのは応募する前の質問と、担当者への引き継ぎまでです。合否の判断は、根拠を人が説明できる形で残しておくほうが、応募者にも社内にも通ります。

面接の日程調整までチャットで完結できますか?

日程の案内と申込み先への誘導まではできますが、カレンダーを見ながら日程を確定させることはできません。日程が固まったあとの管理は、採用管理システムの担当になります。

人事あての社内問い合わせにも使えますか?

使えます。採用サイト向けとは別にボットを作り、ChatWorkやSlackに置く形にすると、社員が普段開いている場所から聞けます。登録する内容も分けられるので、社外に出したくない情報が混ざりません。

まとめ

採用チャットボットは、求職者からの問い合わせ対応を自動化することで、採用担当者が本来の業務に集中できる環境をつくるための道具です。

シナリオ型チャットボットは設計コストが高く、想定外の質問に答えられないため、多様な質問が飛んでくる採用の場面では機能しきれないケースがあります。生成AIを使ったチャットボットであれば、自由入力の質問にも対応でき、求職者の疑問をその場で解消できます。

SHIRITAIのような商品データベース×生成AIの仕組みを採用サイトに応用すると、FAQ自動回答に加えて、求職者が何を聞いてきたかのニーズ分析データが採用広告・求人票の改善に直結します。問い合わせ対応を自動化するだけでなく、「次の採用活動をデータで改善する」サイクルが生まれます。

採用担当者が求職者への対応に追われる時間を減らし、選考・面接・採用広告の改善に集中できる体制を整えたい方は、まずどの問い合わせが最も多いかを棚卸しするところから始めてみてください。

SHIRITAIの無料トライアルでは、自社の募集要項を登録して、求職者の質問にどこまで答えられるかを試せます。

SHIRITAI(シリタイ)は、HELATH株式会社が提供するAIチャットボットサービスです。

利用シーン

採用問い合わせの取りこぼしを防ぐ|応募前質問・書類受付をAIで自動化

新卒・中途・アルバイト採用サイトでチャットボットを活用し、年収・選考フロー・働き方の質問に24時間応答。応募率と内定承諾率を高めながら人事工数を削減する設計を解説します。

この業界での使われ方を見る

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